間違いだらけのうつの常識|うつ病治療は専門のクリニックへ

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うつに似ている身体的な病

悩む人

うつ病とよく間違われやすいのが、「副腎疲労症候群」と呼ばれる症状です。この病は、腎臓の近くにある副腎と呼ばれる臓器が不調を起こすことで発症します。副腎では、「コルチゾール」と呼ばれる抗ストレスホルモンが分泌されます。このホルモンが正常に分泌されれば、心身の緊張を緩和し、体をリラックスさせることができます。ところが、副腎疲労症候群などに罹患すると、うつ病同様に倦怠感や意欲の減退、落ち込んだ気持ちなどの気分障害のほか、不眠や体重の変化、低血圧などのうつ病にも見られる症状が現れます。しかし、症状が似通っていても治療法は全く別であるため、うつ病だと誤診され、間違った治療を受け続けたことによって症状がさらに深刻化する恐れがあるのです。この副腎疲労症候群とうつ病は、一般的な問診などではわかりにくいものです。しかし、唾液中コルチゾール検査を行なえば、うつ病かどうかを見分けることができるのです。副腎が分泌するコルチゾール量は一日の間に大きく分泌量が変化します。朝・昼・夕方・夜と、コルチゾール量を調べることで、副腎が健康的に機能しているかどうか調べられるのです。うつ病の治療を行なっていてもまったく改善傾向がない場合、こうした症状が隠れている可能性があります。うつ病治療を受ける場合、治療の経過などにも気をつける必要があります。

副腎疲労症候群のほか、自律神経失調症などもうつ病と間違われやすい病です。うつ病に罹ると、セロトニンやノルアドレナリンといった脳内神経物質が減少してしまい、体全体の活動に悪影響が及ぼされます。一方で自律神経失調症は、体のホルモンバランスが乱れることで現れる病です。この2つの病には相関関係があり、うつ病から自律神経失調症を発症することもあれば、自律神経失調症によってうつ病が併発することもあるのです。そのため両者はよく混同されて語られますが、同じものとして扱うと治療する場合に大きな問題が現れます。自律神経失調症は、うつ病同様にストレスが原因となり発症します。このことから治療は心身のストレスを取り除くことが重要とされていますが、問題なのは自律神経失調症に間違われやすい病が隠れていた場合です。間違われやすい病といえば、主にバセドウ病や膠原病、ガンが挙げられます。特にガンの場合、治療が遅れると取り返しのつかない事態に陥る場合があるため、安易な診断は非常に危険といえます。インターネットなどで調べた情報から、自分がうつ病だと勝手に決めつけ、自己流の治療法を行なうと、副腎疲労症候群や自律神経失調症などの病を見過ごす可能性があります。生活に明らかな支障が見られるほど重い症状が現れた場合、まずは専門のクリニックでうつ病かどうかを検査してもらう必要があるのです。